頭は「本の読み方」で磨かれる 【茂木健一郎】
1、きっかけ
この本を読もうと思ったきっかけは、「効率的な読書」をしたかったからです。正直に言うと、読書を始めるにあたって何から手を出して良いかわからなかったのです。
高校を卒業する時に「大学生になったら年間100冊は読もう」と決めていました。それまで読書する習慣がなかったため、受験勉強の国語で苦戦してしまったからです。しかし、大学では授業・交友関係・バイトに大忙しで、なかなか読みたくても読めませんでした。このまま学生時代を終わらせたくないので、社会人になるまでの半年間で「読書の習慣」を身につけようと思っています。そんな時にこの本を図書館で見つけました。
2、短く感想を述べると、、、
「本を読む」ということを固く捉えなくていいんだよ。と言われてるような本です。
私のように本を読む習慣がない人にとって日常に読書を取り入れることは、かなーり難しいことです。しかし茂木健一郎さんは、優等生的な読み方を捨てて自分の好きなように読むことを提案してくれてます。
読書のメリットを述べながら、茂木さんのお墨付きをらった本たちの情報を提供してくれるので、茂木さんに信頼がある人にとっては良い本だと思います。
3、印象に残ったところ
「本をファッションアイテムとして考える」という少し変わった考え方です。斬新で好感が持てました。私自身、少し難しい本を公共の場で読むことがかっこいいと思っています。その恥ずかしい事実を肯定していただけるなんて思っていなかったので、とても驚いたのと同時に嬉しく思いました。
4、納得がいかないところ
特にありませんが、強いて言うなら茂木さんがあまりにも夏目漱石と赤毛のアンを絶賛するところでしょうか?読書初心者の私には、まだ理解の及ばない領域だと感じています。私もその領域に達したいものです、、、
5、この本を勧めたい人
あまり本を読んだことのない人または読みたいのになかなか始められない人ですね。そして茂木さんを好意的に捉えてる人だと尚良いかもしれません。
6、その他
この本の中には70冊ほどの本が登場しています。その中で私が今後読みたいものを書き留めておきます。
・選択の自由(M&Rフリードマン)
・悲劇の誕生(ニーチェ)
・宇宙からの帰還(立花隆)
・イワン・デニーソヴィッチの一日(ソルジェニーツィン)ユダヤ
・獄中記 (ワイルド)
・モオツァルト・無常という事 (小林秀雄)難解
・急に売れ始めるにはワケがある (マルコム・グラッドウェル)
・天才!成功する人々の法則 (マルコム)
・皇帝の新しい心 (ロジャー・ペンローズ)直感がロボットには真似できない
・三四郎 (夏目漱石)
・1Q84 (村上春樹)