オードリー・ヘップバーンという生き方 【山口路子】
1、きっかけ
この本を手に取ったのは、「ティファニーで朝食を」を見たことがきっかけでした。アマゾンプライムスチゥーデントに入会し、英語のリスニング学習のために字幕の洋画を探していました。できれば少しお洒落な作品がいいなぁと思いながら・・・
その時に出会ったのがオードリー・ヘップバーンが32歳で主演を務めたこの作品でした。とても素敵な作品でした。すっかりオードリー・ヘップバーンに魅了された私は、彼女のフォトブックや本、画像などを探すようになり、そこで出会った中の1つがこの本でした。
2、短く感想を述べると、、、
私はこの本を見るまでオードリーの煌びやかな姿しか知りませんでした。世界中から愛された女優であり、ユニセフの活動にも積極的に取り組み、どこにいても注目を浴びている存在。しかし、この本から感じたのは「オードリーの本当の姿、影」というものでした。そしてその美しく煌びやかな姿の背景には「努力」があったことでした。
彼女の美しさは、外見だけではなく内面から溢れ出ていたものなのだと感じました。
3、印象に残ったところ
この本はオードリーの実際の言葉と物語が並列的に示されています。その言葉の中でも私が感銘を受けたのは「チャンスなんて、そうたびたびめぐってはきません。だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることです。」というものでした。一見、当たり前のことかもしれませんが、彼女が『ローマの休日』のスクリーン・テストで監督に認めてもらうために細部までこだわり演技をしたことで主演を勝ち取ることができたという事実があることで、説得力が増しています。
4、納得のいかないところ
特にありません。
5、この本を勧めたい人
オードリー・ヘップバーンを外見が美しいだけという認識の人。または、歳を取り外見にも老いが現れていった彼女をみて、「若い頃は素敵だったのに、、、」と感じていた人ですね。この本を読むと、老いを真正面から受け止め、それを隠さず向き合った強さを感じることができます。オードリー・ヘップバーンという女性は、知れば知るほど美しい女性です。