読書初心者の備忘録

初心者による読書感想文です。

フランス人は10着しか服を持たない 【ジェニファー・L・スコット】

 

1、きっかけ

 この本は母が図書館から借りてきました。話題になっていたので、ちょっとした興味本位で目次をパラパラとみて、読んでみようかな~と。

 

2、短く感想を述べると、、、

 とにかく「シンプルに生きなさい。」と言っています。作者はカリフォルニア出身で、学生時代にフランスに留学し、そこで出会った家族を中心とする人々から影響を受けています。題名からもわかるように少し大袈裟な表現もありますが、大体の内容には文句なく納得できました。語り口調は昔読んだ「あしながおじさん」に似ている印象を受けました。英文を和訳すると、こうなってしまうんでしょうか?気軽に、淡々と読み進めることができました。

 

3、印象に残ったところ

 3つあります。1つ目はイケていない服は一着も持たない。当たり前のようですが、サイズは合っていないげど高価な服を捨てることは、なかなか勇気のいることです。結局着ない服は、早めに処分する勇気も必要だなと思いました。2つ目は作りこまないヘアスタイル。普段、髪型に時間をかけずに他のことに時間をかけなさいという教えです。まったくその通りです。3つ目は散らかりものの概念です。筆者は散らかりものは「家にあるけどあまり気に入ってないもの」という定義を持っています。貰い物であっても気に入らないものは、ただ誇りをかぶってガラクタになってしまうだけ。

どれも少し大胆すぎると思いながらも、気持ちの良い潔さだとは思いませんか?

 

4、納得のいかないところ

 ありました。ミステリアスな雰囲気を漂わせるという章です。フランス人は会話の沈黙を無理に埋めようとせず、沈黙をつりだし、その沈黙によって自分を魅せると言っています。本当にそうでしょうか?確かに自分のどうでもいい話をベラベラと話すのは利口ではありませんが、雑談力という言葉があるようにその場の空気を作る会話も大事なのではないかと感じました。あくまで私の意見ですが、、、(おしゃべりな家庭で生まれ育ったので、間違っているかもしれません)

 

5、この本を勧めたい人

 ちょっとずつ断捨離をしたいなとか、軽い自己啓発本を読んでみたいなという人が気軽に読むことができると思いました。一つ一つの章も短いので、目次を見て興味が湧く部分だけ読むのもいいかもしれません。